「クレジットカードを選ぶ指標」を考える傾向は、昔はあまりなかった気がします。
最近、ポイントをためて得をしようとか、年会費は損しないように、といったことを話題にする記事が増えてきているせいですよね。
ポイントとして戻る金額を、カード利用額で割ると、確かに還元率がわかりますね。
ただ、それでカードを選ぶのは確かに大切だけれども、
利息の発生することなので、あまりそこにこだわるのもちょっと・・と思います。
還元率が高いから、得な使い方をしている、という発想を強く持ちすぎるのも考え物です。
それをつい免罪符にしてしまい、本当にそれはカード払いにして購入するべきものだったか、あまり深く考えない習慣がついてしまわないか、なんとなく心配が残ります。
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還元率は、そうしたポイントが、カード利用額に対してどの程度もらえるのかを示す数値だ。クレジットカード事情に詳しい、消費生活評論家の岩田昭男さんは「還元率が高いほどポイントのたまりやすいカードと言える」と話す。
還元率は、ポイントとして戻る金額分をカード利用額で割って求める。各社のクレジットカードは、1000円の利用ごとに5円分のポイントがたまるケースが多い。この場合、還元率は5円÷1000円で、0・5%となる。これが標準的な数値といえる。
だが、最近は、還元率が1~2%に達する「高還元率カード」もお目見えしている。これらのカードは、インターネット関連、通信事業関連会社など、主にカード発行では後発となる企業が扱っている。高還元率をウリに顧客獲得を狙う戦略と言える。
(読売新聞 --- 2013年9月1日)
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